【癇癪の原因と対処法】4月の子どもに増える癇癪、その理由と親ができるサポートとは?

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
4月は新年度の始まり。新しい学校やクラス、新しい先生や友だち。子どもたちにとっては大きな環境の変化に直面する季節です。
その影響で、家の中で癇癪を起こす子どもが一気に増えるのも、この時期の特徴です。
【4月に癇癪が増える理由とは?】
癇癪(かんしゃく)とは、子どもが自分の感情をコントロールできずに爆発させてしまう状態のこと。泣きわめいたり、物に当たったり、怒りが突然爆発するような様子が見られます。
この時期は、「慣れない環境」「我慢の連続」「緊張の蓄積」が重なり、子どもの心に大きなストレスがかかっています。そのため、家では安心して気持ちをぶつける場となり、癇癪が頻発しやすくなるのです。
【癇癪を減らすために、私たちができること】
私たちは、癇癪を「なくす」ことをゴールにせず、子どもが自分の感情と向き合い、上手に発散できるようになることを目指しています。
NEO PORTAのカウンセリングでは、ただ「話を聞くだけ」「寄り添うだけ」では解決が難しいケースが多くあります。とくに癇癪のように、行動に強く現れる課題に対しては、現場に入り、具体的なサポートが必要です。
私たちは、カウンセラーとして活動していますが、カウンセリングルームで座って待っているだけの存在ではありません。
汗を流し、涙を流しながら、子どもと一緒に動く。親御さんと二人三脚で現実を変えていく。
それが私たちのスタイルです。
【癇癪の対応には「リアル」な関わりが必要】
癇癪は、子どもの「心の声」が行動として現れているサインです。
そのサインを見逃さず、「気づき」だけでなく「具体的なアドバイス」「行動への導き」が必要な場合もあります。ときには、理屈よりも実践。寄り添うだけでは届かないこともあるからです。
癇癪の対応には、ただ共感したり、優しく声をかけるだけでは限界があります。
実際の現場では、次のような具体的なケースが頻発します。
例えば…
・朝の登校前に毎日大泣きして玄関から動けない
・宿題を出した瞬間、怒り出してノートを破ってしまう
・兄弟と些細なことでケンカし、大声で叫びながら暴れる
こうした場面において、単に「気持ちを受け止める」だけでは状況は変わりません。親御さんがどう対応するか、どこで待ち、どこで声をかけ、どのタイミングで介入するか。その一つ一つが、癇癪の頻度と強さに直結しています。
NEO PORTAでは、必要があれば実際にご家庭に出向いて、その瞬間の対応を一緒に考え、動きながら支援していきます。
「ここでは待ってください」
「この言葉は今は控えて、代わりにこう伝えてみましょう」
「怒りが出る前に、5分前行動で声をかける工夫をしましょう」
そんな風に、リアルな場面で実践的なアドバイスを届けることが、子どもにも親御さんにも必要だと私たちは感じています。
癇癪は机上の理論だけでは乗り越えられません。だからこそ、「一緒に動く」「一緒に泣く」「一緒に考える」
そのリアルな関わりが、私たちNEO PORTAの強みであり、癇癪の解決に向けた支援の本質です。
【癇癪に悩むすべての親子へ】
癇癪で悩む親御さんへ伝えたいのは、「あなたは一人ではない」ということ。
そして、子どもの癇癪は「悪いこと」ではなく、「助けて」のサインであるということ。
そのサインに気づき、しっかり向き合うことで、必ず一歩ずつ変わっていけます。
NEO PORTAでは、日々その変化の瞬間に立ち会っています。
手と足と頭と心が動く限り、今年も私は走り続けます。
悩みを抱えるすべての子どもと親御さんが、少しでも心穏やかな日々を取り戻せるように。
どうか皆さんも、体調を崩しやすいこの時期、ご自愛ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。