【子どもの癇癪がひどい!】脳の成長を促して感情をコントロールする方法
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
子どもが突然泣き喚いたり、物を投げたり、大声で怒ったりする「癇癪(かんしゃく)」。
このブログを読んでいるということは、どう対応すればよいのか分からず、癇癪に困ってしまうことが日常で多いこととお見受けします。
実は、子どもの癇癪には脳の発達が大きく関係しています。大人のように感情をコントロールできないのは、脳の機能がまだ未熟だからです。
本記事では、子どもの癇癪の原因と、効果的な対処法について解説します。
【癇癪の原因:子どもの脳は「未発達」だから感情をコントロールできない】
子どもの脳は「2階建ての家」に例えられることがよくあります。
・1階部分(本能の脳):呼吸・消化・感情・本能を司る部分で、生まれつき発達している
・2階部分(理性の脳):計画を立てる、感情をコントロールする、想像力を働かせる部分
子どもは2階の脳が未発達なため、感情を抑えることができません。
だからこそ、強い怒りや悲しみが「癇癪」となって爆発してしまうのです。
では、どのようにすれば子どもの「自制心」を育て、癇癪を抑えることができるのでしょうか?
【癇癪を抑える方法①】
まずは、子ども自身に「脳のしくみ」すなわち「感情をコントロールする方法」を教えることが大切です。
手を使って、脳のしくみを視覚的に伝えてみましょう。
1.親指を内側に入れてグーを作る
・親指が「1階の脳(本能)」を表す
・怒りや悲しみはここから生まれる
2.グーの手から4本の指を立てる
・「2階の脳(理性)」が未発達な状態
・感情がコントロールできず、癇癪を起こしてしまう
3.もう一度グーの形に戻す
・「理性の脳」を働かせることで、感情を抑えられる
この方法を繰り返し伝えることで、子ども自身が「怒りや悲しみをコントロールする力」を少しずつ身につけていきます。
【癇癪を抑える方法②】
子どもが癇癪を起こすと、つい親も感情的になってしまいがちですが、怒鳴ったり感情的に対応するのは逆効果です。
人の脳には、「ミラーニューロン」と呼ばれる神経細胞があり、周囲の人の感情を無意識に真似する性質があります。
つまり、親がイライラすると、子どもも余計に癇癪を起こしてしまうのです。
癇癪が起きたときは、次の3つを意識して対応しましょう。
1.まずは深呼吸して、冷静になる
2.子どもの気持ちを受け止め、「怒っているね」「悲しいね」と言葉にする
3.落ち着いてから、「どうすればよかったと思う?」と問いかける
親が冷静でいることで、子どもも次第に落ち着きを取り戻します。
【癇癪を抑える方法③】
子どもの脳は成長とともに発達します。
大人になるにつれ「2階の脳(理性)」が育ち、感情をコントロールできるようになるのです。
「今は未熟だから仕方ない」と思うだけでも、親の気持ちは少し楽になります。
焦らず、少しずつ「自制心」を育てていきましょう。
【まとめ:癇癪を抑えるには「脳のしくみ」を理解することが大切】
子どもの癇癪は、脳の発達が未熟なために起こるものです。
感情をコントロールする力を育てるために
・脳のしくみを子どもに伝える
・親が冷静に対応する
・成長を信じて焦らない
この3つを意識して、少しずつ癇癪を減らしていきましょう。
「癇癪がひどくて悩んでいる…」という方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。