【小学生の癇癪を解決!】訪問コーチングの癇癪解決事例
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
今回は、小学生のお子さんが頻繁に癇癪を起こしていたご家庭に訪問コーチングを行い、癇癪が改善した解決事例をご紹介します。
この記事では、実際にどのようなアプローチで癇癪を解消できたのか、具体的な方法やプロセスを詳しく解説しますので、癇癪に悩む親御さんにとって参考になると幸いです。
【小学生A君の癇癪エピソード】
A君は現在小学3年生。2年生の頃から癇癪を頻繁に起こすようになり、親御さんも深刻に悩まれていました。「我が子は病気なのではないか」と心配するほどで、これまで訪問看護師や児童相談所にも相談してきましたが、改善することもなく、効果が見られなかったそうです。
A君の癇癪は、特に学校から帰宅した後に頻発していました。ご両親は1秒でも早く癇癪を治めたい、何より親御さん自身へのストレスを軽減させるために、これまで、「好きにさせる」「親が譲歩する」という方法で対応してきました。それが逆に癇癪がエスカレートするきっかけになっていました。
支援を開始して、お子さんの傾向や家庭全体の分析を重ねて家庭だけでの癇癪解決は難しいと判断し、訪問コーチングの導入が決まりました。
【訪問コーチングの実施】
訪問コーチングの当日、ご両親とカウンセラーで打ち合わせを済ませて、A君の家に到着しました。訪問すると彼は見知らぬ人が突然訪れたことに驚いた様子でした。
なぜ突然家に来たのか、私たちがどういう人なのかこちらの設定を伝えて、話を進めました。
※設定については各家庭により異なりますが、NEO PORTAの人間であることや親御さんから依頼があったこと、「訪問コーチングに来たよ」とはお子さんに伝えず、あくまでも自然な流れで話を進めていきます。
A君自身、癇癪を良くないと自覚しており、何度も同じ問題を繰り返していることに対して反省と後悔の念を持っているようでした。ただ、家庭内ではその反省が持続せず、癇癪を繰り返してしまっているのが現状です。
そこで、癇癪をやめるための具体的なステップや、その行動が家族に与える影響について説明しました。
A君はカウンセラーの話を真剣に聞いてくれ、家庭で見られるような反発は一切ありませんでした。これは、親に対して甘えが出ている部分も大きいと考えられます。自分の気持ちを抑えられないのが癇癪ですが、第三者に対しては、冷静に話を聞くことができるお子さんも多いのです。
もちろんカウンセラーに対しても癇癪を起こすお子さんも一定数います。
【癇癪解決に向けたステップ】
A君は「もう癇癪は起こさないように頑張る」と約束し、両親に対しても「今まで迷惑をかけてごめんね」と謝ることができました。ただし、癇癪は一度の約束だけで完全に解消できるわけではありません。その場では反省してもまた自分にとって都合悪いことがあれば癇癪をしてしまうケースも多く、A君もその傾向があります。
そのため、「しばらくは定期的に確認に来るよ」と伝え、家庭にカウンセラーの訪問を定期的に導入することで癇癪解決とその継続を目的としたサポート体制を整えました。
その日の夜、カウンセラーが帰った後もA君は荒れることなく、寝る前にもう一度謝りにきたそうです。
「今日びっくりした。本当にごめんね」と。
【癇癪が改善した家庭の変化】
支援前のA君は毎日必ず激しい癇癪を起こす日々が続いていました。訪問コーチング後、丸1日何事もなかったことに対して、両親は非常に驚き喜ばれていました。その後も、感情が抑えられなくなり癇癪を起こすことは時々あるものの、すぐに謝るようになり、癇癪の頻度は1週間に1回程度にまで減少しました。
癇癪が減ったことで、家族全員のストレスも軽減され、家庭内の雰囲気が改善されました。このまま癇癪の頻度をさらに減らし、最終的には癇癪を完全に起こさなくなることを目指してサポートを続けています。
【癇癪に悩むご家庭へ】
この記事では、小学生の癇癪に悩む家庭に訪問コーチングを行い、癇癪を改善した解決事例をお伝えしました。
癇癪の問題は一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることで大きな変化が期待できます。今回の事例が、同じような悩みを抱える親御さんの助けとなれば幸いです。
今、癇癪でお悩みの方は遠慮なくご相談くださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。